COLUMN
将来のお金が足りるか不安なときに、まず整理すべきこと
「将来、お金が足りるのだろうか」という不安は、多くの方が一度は感じたことがあるのではないでしょうか。この不安の正体は、実は「お金が足りない」ことそのものよりも、「将来いくら必要で、今どれだけ備えられているのかが見えていない」ことにある場合が少なくありません。
まず取り組みたいのが、現在の収入・支出・資産状況を洗い出すことです。毎月の収支だけでなく、預貯金や保険、証券口座などを含めた資産全体を一覧化することで、現状を客観的に把握しやすくなります。漠然とした不安を、具体的な数字として捉え直す最初のステップです。
次に、結婚・出産・住宅購入・教育・老後資金など、将来起こりうるライフイベントごとに、おおよそどのくらいの費用がかかりそうかを考えます。すべてを正確に予測することはできませんが、時期と金額の目安を並べてみる(いわゆるキャッシュフロー表の考え方)だけでも、いつ頃・何に向けて備えればよいかが見えやすくなります。
備え方には、保険・貯蓄・資産形成といった複数の選択肢があり、それぞれ役割が異なります。万一のリスクに備えるのか、将来のために計画的に貯めるのか、目的に応じて優先順位をつけることが、無理のない家計づくりにつながります。特定の方法に偏らず、バランスを考える視点が大切です。
現状把握やライフイベントの整理は、一人で行おうとすると途中で止まってしまうことも少なくありません。第三者の立場から一緒に整理してもらうことで、見落としていた項目に気づけたり、優先順位をつけやすくなったりすることがあります。相談したからといって、必ず何かに加入しなければならないわけではありません。
将来のお金の不安は、漠然としたままでは対策が立てにくいものです。まずは現状の見える化から始め、そのうえで保険・貯蓄・資産形成のバランスを考えていくことをおすすめします。
よくある質問
- Q. 何から始めればいいですか?
- A. まずは現在の収入・支出・資産状況を一覧にして洗い出すことから始めるとよいでしょう。そのうえで、将来のライフイベントごとに必要な金額の目安を考えていきます。
- Q. 相談すると必ず保険や商品に加入しないといけませんか?
- A. いいえ。まずは現状の整理だけでも完結します。保険や資産形成はあくまで選択肢のひとつとしてご案内します。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の税務・法務判断については、税理士・弁護士等の専門家にご確認ください。